今、「もう一度誰かと支え合って生きたい」と行動を始める50代が増えています。
仕事を優先してきた人、恋愛の進め方に自信が持てない人、離婚や死別を経験した人。人生の節目に「この先、一人のままでいいのかな」と感じたときこそ、婚活を始めるベストタイミングです。
「結婚相談所」「婚活アプリ」「趣味を通じた出会い」など、方法はさまざま。
この記事では、50代から婚活を始めたい方に向けて、最初に整える準備・成功のコツ・安心できる出会い方をわかりやすく紹介します。

「遅い」なんてことはない。50代からの婚活が自然な時代に
かつては「若いうちに結婚しなければ」と言われていましたが、今は50代からの婚活がごく自然な時代。「セカンドライフ婚」「パートナー婚」など、新しい生き方を選ぶ人が増えています。
実際に、再婚や初婚を問わず「もう一度誰かと生きたい」と行動を始める50代は年々増加。
国立社会保障・人口問題研究所「人口統計資料集」(2025年版)によると、50代以降で結婚する人は年々増加傾向にあり、1930年から2023年まででおよそ12倍にも増加しています。
年齢別・初婚・再婚数 1930~2023年
| 年齢階級 | 婚姻区分 | 1930年(件) | 2000年(件) | 2010年(件) | 2023年(件) |
|---|---|---|---|---|---|
| 50~59歳 | 初婚 | 1,130 | 3,773 | 5,298 | 6,105 |
| 再婚 | 1,854 | 24,881 | 28,476 | 27,857 | |
| 60~69歳 | 初婚 | 405 | 1,020 | 1,767 | 2,347 |
| 再婚 | 901 | 9,844 | 12,824 | 16,057 | |
| 70歳以上 | 初婚 | 128 | 309 | 572 | 805 |
| 再婚 | 289 | 3,671 | 5,316 | 6,863 |
特に2000年以降では、初婚が約1.8倍、再婚が約1.3倍と、人生の後半に新たなパートナーを見つける人がさらに増えていることがわかります。
日本の年間婚姻件数(2023年)は 約47万件(厚生労働省「人口動態統計」速報値)ですが、そのうち、50歳以上の結婚が約6万件(全体の約13%)。
「結婚した男性の約8人に1人が50代以上」なんです。
さらに、60代・70代でも結婚している男性もいるんですよ。

50代からの婚活で成功するために「最初に準備すべきこと」
「結婚したい」という気持ちは大切ですが、50代の婚活で最も大切なのは、活動を始める前の「準備」です。特に、恋愛経験が少ない方こそ、この準備を丁寧に行うことで、自信を持ってスムーズにスタートできます。
まずは、あなたが「選ばれる人」になるために、そして心から納得できる出会いを手に入れるために、最初に整えるべき土台作りから見ていきましょう。
【1】第一印象を決める「清潔感」の徹底
どんな人でも、内面的な魅力は時間をかけて伝わります。しかし、最初に相手に会うとき(お見合いやプロフィール写真)に必要なのは、目にとめてもらうための第一印象です。
女性が50代男性に一番求めるもの⇒「清潔感」
| 準備すべきこと | 具体的なアクション | 目的・ポイント |
|---|---|---|
| 見た目 |
髪型:さっぱりと短く整える 眉毛:整える 肌:髭の剃り残しや乾燥を防ぐ 爪:短く整える |
「だらしなさ」ではなく、生活の余裕を感じさせる |
| 服装 |
年齢にふさわしく、かつ爽やかな印象の洋服、サイズの合ったジャケットやシャツを選ぶ 派手な色や柄は避け、ネイビー・グレー・白などを基調にする |
知的で誠実な印象を与え、信頼感につなげる |
| 臭い対策 |
口臭・体臭・加齢臭対策を徹底する 歯磨き・舌苔ケア・汗かき対策も必須 |
不快感を完全に取り除き、一緒にいる安心感を与える |
これらは全て、女性への「心遣い」の現れとなります。「自分だけではなく、相手も心地よく過ごせるように」という意識を持つだけで、表情まで明るく変わるでしょう。

【2】「モテる50代男性」は、外見よりも内面から滲み出る心の余裕
女性が惹かれる男性像、つまり「大人のモテる男性」には共通点があります。それは、外見の派手さではなく、“内面から滲み出る心の余裕”です。
そんな男性に共通する特徴を見ていきましょう。
- スマートな立ち居振る舞い
- 自信と余裕を感じる空気感
- ポジティブな思考
- 誠実で穏やか・安心感がある
- 聞き上手・リード上手
- ミステリアスさを秘めている
- 適度なユーモアセンス
ただし、これらの網羅は一筋縄ではいきません。少しずつ磨いていくとして、あなたがすぐにでもできる対策は、「心地よい時間を共有すること」。
つまり、どれだけあなたがその女性との時間を自然体に楽しめるかということです。
婚活を「成功させよう」と思うより、まずはその瞬間を一緒に楽しむこと。積極的に話すよりも、一緒に笑える空気をつくるほうが、ずっと印象に残るんです。
コミュニケーション能力を駆使して無理に話題を盛り上げようとしたり、沈黙を恐れ一方的に話したりするよりも、“自分らしく穏やかに楽しむ姿”こそ、女性が惹かれる最大の魅力になりますよ。
“楽しそうに生きている人”には、年齢を問わず人は惹かれます。そして、楽しむことを基準にしつつ、以下の3つを意識しましょう。
- 相手を“察しすぎず・放置せず”の距離感で接する
- 会話では相手の話を最後まで聞き、評価や比較をしない
- 過度な気遣いで、逆に疲れさせないように

【3】自分の目的を明確にし、“伝え方”を整える
婚活でうまくいく人は、見た目や会話のテクニックよりも、「自分はどんな関係を築きたいのか」を自分の言葉で伝えられる人です。
プロフィール文や初対面の会話では、「条件」よりも「一緒に過ごすとどんな時間になるか」を描くこと。
- 休日は一緒に散歩したり、美味しいごはんを作りたい
- 静かなカフェでゆっくり話したり、自然の中を散歩したりする時間が好き
- お互いの趣味や興味を尊重しながら、自然に寄り添える関係が理想
といった「あなたと結婚して、相手が得られるものは何か」「どういった結婚生活になるか」を自然に伝えることで、1回目の出会いが2回目につながる確率は大きく変わります。

だからこそ、無理に飾らず、今のあなたのまま“これから”を一緒に描ける言葉を選んで婚活しましょう。
土台が整えば、いよいよ行動のステージへ。
次は、あなたに合った婚活の場所を見つけましょう。
50代男性が婚活できる場所・おすすめの婚活法は?
50代からの婚活は、「どの出会い方を選ぶか」で結果が大きく変わります。
今は、昔のように“お見合いだけ”ではなく、さまざまなスタイルの出会い方が存在します。
あなたの性格やライフスタイルに合った方法を選ぶことが、婚活成功への第一歩です。
ここでは、代表的な3つの婚活方法の特徴を紹介します。
結婚相談所|最も安心で確実な出会い
- 結婚への真剣度が高い
(遊び目的の人がほぼいない) - 身元確認が徹底されている
(独身証明書・収入証明などを提出) - プロのカウンセラーが成婚までサポート
(相性診断・交際中のフォローも)
結婚相談所は、「真剣に結婚を考えている人」だけが登録しているため、50代男性に最もおすすめの方法です。
プロのカウンセラーがあなたのプロフィール作成からお見合いセッティング、交際中のフォローまでサポートしてくれるので、恋愛経験が少ない人やブランクがある人でも安心。
さらに、あなたの性格や価値観に合った女性を紹介してくれる「推薦紹介」は、見た目の先入観にとらわれず、本当の出会いへ導いてくれる確率がうんと高くなります。
ただし、結婚相談所には、さまざまな種類があります。登録している女性を自分で検索して申し込むだけのデータ型は、婚活アプリと大差なく、50代男性にはあまりおすすめできません。
どう接していいのかわからない、うまく話せる自信がない。そんな50代のあなたには、サポートの手厚い仲人型の結婚相談所を選びましょう。

相談所のカウンセラーは、あなたの良さを引き出し、次の一歩を一緒に考えてくれる“伴走者”のような存在ですよ。
- 初期費用: 10万円〜20万円程度
- 月会費: 1万円〜2万円程度
- 成婚料: 10万円〜30万円程度
- 総額(1年): 30万円〜50万円以上となることが多いです。
※相場の一例。地域・事業者で変動します
婚活パーティー|短時間でリアルな印象を伝えられる
- 実際に会って話せる
(フィーリングや雰囲気がわかりやすい) - 第一印象を磨く場として最適
(短時間で印象アップの練習にもなる) - 短時間で多くの人と出会える
(効率的に相性を確かめられる)
婚活パーティーは、実際に会って話すことで“フィーリング”を確かめられる出会い方です。
一度に複数の人と出会えるため、「まずは話してみたい」「リアルな印象を見たい」という方に向いています。
50代向けのパーティーでは、「再婚歓迎」「同年代限定」などのテーマ設定があり、落ち着いた雰囲気で話せるものも多いです。
ただし、初対面での印象勝負になるため、見た目の清潔感・笑顔・姿勢がとても重要。
短時間で「また話したい」と思ってもらうには、相手に安心感を与える立ち居振る舞いを意識する必要があります。
また、相手の身元や真剣度を確認しづらいという面もあるため、「誠実な関係を築きたい」人には少し不向きな場合も。

何度か参加するうちに、自分に合うタイプや、女性と話すリズムがつかめてくる方も多いんですよ。
参加費用: 1回あたり 5,000円〜1万円程度
※相場の一例。地域・事業者で変動します
婚活アプリ|気軽に始められて出会いの幅が広がる
- 好きな時間・場所で活動できる
(スマホひとつで気軽に始められる) - 出会いの数が圧倒的に多い
(全国の同年代や共通の価値観を持つ人とつながれる ただしアプリによっては若い方中心) - 自分のペースで進められる
(メッセージのやり取りでじっくり関係を深められる)
婚活アプリは、スマホひとつで全国の人とつながれる出会いの手段です。「まずは試してみたい」「忙しくて時間が取れない」という方にはピッタリ。
50代以上の登録者も年々増加しており、再婚やパートナー探し目的のアプリも多く登場しています。
スマートフォンやパソコンを使って、年齢・居住地・趣味・結婚観などの条件をもとに相手を探し、気になる相手に「いいね」やメッセージを送ることで交流が始まります。
利用者数が多く、時間や場所に縛られず活動できる点も大きな特徴です。
ただし、アプリは“気軽さ”の反面、プロフィール一覧の写真が最初の判断材料となります。対面のことを考えると、あまりに映りを良くしすぎるのもよろしくありません。冷やかしがいる可能性もあるので、注意が必要です。

月額費用: 3,000円〜5,000円程度(女性は無料の場合が多い)
※相場の一例。地域・事業者で変動します
安心して進めるための安全チェック(アプリ・パーティー利用時)
婚活アプリや婚活パーティーを利用する際、以下の点に注意して安全に進めましょう。
- 相談所は独身証明・身元確認の有無を確認(公的な書類提出が必須の相談所を選ぶことが安全の基本です)
- 初対面は昼間・人の多い場所。長時間や密室(ドライブなど)は避け、短時間で解散する
- 金銭・投資・勧誘の話題は即お断り。少しでも怪しいと感じたら、すぐに連絡を断ちましょう
- 連絡先交換は慎重に。連絡は最初、アプリやパーティーサービス内のシステムを使いましょう
- 詐欺・マルチ商法・宗教などの勧誘には要注意。少しでも不審に感じたら、すぐに運営やサポートに相談を

万一のときは、消費生活センターや警察相談窓口(#9110)など、専門機関に早めに相談しましょう。
50代男性の婚活のコツ【出会いから交際までの5つのステップ】
婚活の最初のステップは、プロフィールを見てもらい、マッチング(お見合いやファーストコンタクトの承諾)を成立させることです。
そこから初デートまでを5つのステップに分けて解説します。あなたが次に何をすべきか、具体的な行動の流れを見ていきましょう。
【Step 1:選ばれるためのコツ】写真とプロフィール文
第一印象を決める写真とプロフィール文は、“自分を売り込む広告”のようなもの。あなたの“未来の出会い”を左右する大事な要素です。
- 写真:自然な笑顔・清潔感・背景の雰囲気など、プロが撮るだけで印象が何倍も良くなります
- プロフィール文:恋愛経験が少ない方ほど、客観的な言葉選びが大切。第三者の目で整えることで、誠実さと魅力が伝わります
どの婚活方法(結婚相談所・婚活アプリ・パーティー)でも、最初に見られるのはここ。だからこそ、最初の印象にこそ投資する価値があります。

特に、大きく加工が入る写真アプリを使うのはおすすめできません。
【Step 2:お相手選び】「条件」より「価値観」を大切に
50代の婚活で大切なのは、“容姿”や“条件”ではなく、これから一緒に穏やかに生きていける価値観の一致です。
見た目で判断するよりも、「この人となら安心できる」「考え方が似ている」と感じられるかどうかが、長く続く関係のポイント。
- 休日の過ごし方が似ている
- 食や健康に対する考え方が合う
- お金や家族との関わり方に共通点がある
見えない価値観を丁寧に確認していくことで、表面的な条件では見つけられない“本当の相性”が見えてきます。
気になる女性を見つけたら、自分からお見合いやマッチング申請をしましょう。
メッセージは、相手のプロフィールをしっかり読み、「○○に共感しました」と具体的に書くことが重要です。全て同じ文面で送るのはよくありません。

共通点を見つけて、そこから話題を広げてみましょう。
【Step 3:マッチング後】デートの段取りと立ち居振る舞い
初デートでは、派手さより「安心感」と「信頼感」。段取りのよさが、そのままあなたの誠実さを伝えます。
- 選択肢を出す:「イタリアンと和食、どちらがお好きですか?」など、相手の意見を尊重しつつリードする。
- 事前準備:お店の予約や待ち合わせ場所、解散時間まできちんと決めておく。
- 会計はスマートに:スッと支払いを済ませる姿に、“落ち着いた大人の余裕”が見えます。
ちょっとした気配りや段取りの良さが、「この人となら安心できそう」という印象を作ります。

それでも引かないようなら、気持ちを尊重して「では今日は割り勘で。次回は奢らせてくださいね」と柔らかく伝えるのが◎。
人気店を予約したつもりが、定休日や混雑でバタバタ…という失敗は意外と多いです。事前チェックも忘れずに。
【Step 4:初デートの実践】寡黙でも伝わる「聞き上手」は最大の武器
話が上手な人よりも、聞き上手な男性が確実にモテます。女性が求めるのは、落ち着いて話を聞いてくれる“安心できる人”です。特に50代ともなれば、包容力がもっとも重要です。
- 相槌と共感:目を見てうなずき、「そうなんですね」「わかります」など、短くても心のこもった言葉を
- 沈黙を恐れない:無理に話題を探さず、穏やかにお茶を飲む時間も“心地よい空気”になります
“話さなくても心が通う時間”を作れるのが、大人の魅力です。「このお店落ち着きますね」そんな一言でも伝わります。

【Step 5:デート後のアフターフォロー】誠実さを伝え次につなげる
デート後のやり取りが、次につながるかどうかを決めます。たった1通のメッセージでも、大変重要ですよ。
- 当日~翌日までに:「今日はありがとうございました。〇〇のお話が印象に残りました。」など、具体的に感謝を伝える
- 次への提案:「水曜か金曜あたりに、またお食事いかがですか?」と、迷いのない言葉で誘う
- 返信のペース:相手のテンポに合わせて。焦らず、でも放置せず、誠実なやり取りを続ける
遠回しな表現よりも、まっすぐでシンプルな言葉の方が、心に残ります。
「また会いたい」と素直に伝えることが、信頼と好印象を育てる第一歩です。

また、気をつけたいのが“おっさんメール”です。長文で説明しすぎると重く見られがち。
また、スタンプだけで終わらせず、2~3行で気持ちを伝えるのが好印象ですよ。
50代からの婚活の失敗例・注意点と現実の壁
よくある失敗例と注意点
婚活がうまくいかない多くのケースは、「性格」ではなく“ちょっとした行動のズレ”にあります。ここでは、50代男性によくある失敗パターンと、その改善ポイントを紹介します。
【1】真面目すぎて“重く”見られてしまう
誠実さは大切ですが、初対面から将来や結婚観を語りすぎると、相手にプレッシャーを与えてしまいます。
まずは趣味や好きなことの話を掘り下げ、お互いを知ることから始めましょう。「この人と話すと楽しい」と思ってもらえる空気感が大切です。

【2】見た目の“清潔感”を軽く見ている
外見より中身が大事、と思う気持ちは素敵ですが、第一印象は想像以上に大きいもの。
自身で判断するよりも厳しい目で見られていると考え、「清潔感」を徹底しましょう。
女性はニオイに敏感です。体臭を消そうと強い香水を使うのは避けましょう。
また、見過ごしやすいのが「靴」です。「靴は人を表す」「オシャレは足元から」というように綺麗な状態にしておくのはもちろん、かかとの擦り切れにも要注意です。

【3】デートが“長すぎる”・内容が重い
婚活のデートでは、初回から「長時間」「密室」「予定ぎっしり」は避けましょう。
慣れていないうちは、1〜2時間の軽いお茶やランチデートがおすすめです。
長時間デートを設定してしまうと、相手に「この人、距離が近すぎるかも」と感じさせてしまうことがあります。
特にドライブなどの“逃げ場がない空間”は、まだ関係が浅いうちは負担に感じられるリスクがあります。

【現実の壁】50代の婚活に多い悩みと現実
どんなに前向きに始めても、50代の婚活には「思ったより難しい」と感じる瞬間があります。多くの人がつまずきやすい“現実の壁”と、その乗り越え方のヒントを見ていきましょう。
出会いが少ない・条件が合わない
婚活を始めても、「そもそも女性と出会えない」「会えてもピンとこない」と感じる方は少なくありません。
年齢を重ねるほど、出会いの“数”も“機会”も減ってしまうのは自然なこと。
でも実際には、50代・60代で婚活を始めている人が年々増加していて、同世代同士で出会えるチャンスは確実に広がっています。
経済・健康・家族関係など現実的な課題
50代になると、再婚・介護・定年など、若い世代とは違う現実もありますよね。
無理に取り繕わず、プロフィールや会話であなたの現状を見せることが大切です。
言いにくいから、結婚できそうにないからと隠していても、いずれはわかること。婚活期間を長くすることにも繋がりかねません。
離婚・死別による再婚希望者は、以下の点を相手に誠実に伝え、理解を求める準備が必要です。
- 子どもの意思: 成人していても、子どもが新しいパートナーをどう受け入れるか、その意思を尊重すること。
- 元配偶者との関係: 連絡頻度や養育費など、関係性が残っている場合は明確に説明する。
お相手が再婚の場合の配慮も必要です。
年齢差のある相手(10歳以上)を望む際の心構え
50代男性が年下(特に10歳以上)の女性とのマッチングを望む場合、「経済力」や「包容力」だけでなく、以下の心構えが重要です。
- 生活感の理解: 相手の年代のトレンドや文化を否定せず、理解しようとする姿勢
- 対等な関係: 経済力でリードするだけでなく、相手の意見や価値観を尊重し、対等なパートナーシップを築くこと
- 健康への配慮: 長期的な結婚生活を見据え、自身の健康管理に真摯に向き合うこと
- 美しさに惹かれ急がないこと:結婚生活に必要なのは内面や価値観の一致。将来の生活を冷静に見極める時間を確保すること

婚活の期間はどのくらい?焦らず「1~2年スパン」で考える
50代の婚活は、出会いの数やペースが20〜30代とは違います。
婚活を始めてから半年で成婚される方もいらっしゃいますが、1年〜2年ほどかかるケースもあります。
「思ったより時間がかかる」と感じるかもしれませんが、諦めると婚活はそこで終わりです。焦らず気長にトライし続けましょう。
やさしすぎて「いい人止まり」
気を使いすぎて自分を抑えてしまう人も少なくありません。特に50代の男性は優しすぎて、相手に合わせてしまう方が多い傾向です。
自分の気持ちを我慢せず伝えることが、結果的に“信頼される優しさ”につながります。

実際に成婚した50代の体験談
「もう50代だから」と迷いながらも婚活を始めた男性たちが、 どのようにして新しい出会いを見つけたのか。 ここでは、えるらぼに寄せられたエピソードの一部をご紹介します。
55歳・会社員・再婚。離婚から長く一人で過ごしてきましたが、「もう一度誰かと笑いたい」と思い、結婚相談所に登録。
最初の半年は思うように進まず落ち込みましたが、担当カウンセラーのアドバイスをきっかけに、プロフィールを見直し。
1年後、価値観の合う女性と出会い、現在は穏やかな日々を過ごしています。
52歳・技術職・初婚。交際経験も少なく「女性と何を話せばいいか分からない」と不安だったものの、婚活パーティーで“無理に話さず、相手の話を聞く”ことを意識。
数回の出会いを経て、穏やかな女性と真剣交際に発展。
慣れていないことを隠さず「自分のままでいい」と思えた。
58歳・公務員・再婚。お互いに再婚で、最初は慎重にやり取りを続けていたものの、毎週のように近くの喫茶店でお茶を重ね、少しずつ信頼を育てていきました。
1年半後、自然な形で結婚を決意。焦らず進めて本当によかったです。

まとめ:50代の婚活は「誠実さ」と「経験」が武器になる
この記事では、50代から婚活を始めるにあたっての不安をデータで払拭し、具体的な準備方法と成功のコツを解説しました。
- 【経験】経済的な安定と心の余裕
人生経験からくる心の余裕や経済的な安定こそが、若い世代にはない最大の魅力となります - 【誠実さ】行動で示す真剣さ
外見やテクニックよりも、約束を守る、連絡を怠らないといった誠実な行動が、相手に「人生を共にしたい」という安心感を与えます - 【時代の波】プロのサポートがある
50代以降の結婚件数は増加の一途で、プロのサポート体制も充実しています。恋愛経験の少ない方こそ、結婚相談所などを活用し、回り道をせずに安心して活動をスタートできます
「もう一度誰かと支え合って生きたい」というあなたの純粋な思いこそが、最高の婚活の原動力です。恐れずに、まずは一歩、踏み出してみましょう。
よくある質問
Q. 50代で結婚経験がなくても、今から結婚できますか?
A. はい、十分可能です。成功の秘訣は「清潔感」と「価値観の一致」を重視し、焦らず1〜2年かけてじっくり計画することです。
Q. 婚活を始めたいけど、最初の一歩は何をすればいいですか?
A. 最初にプロの力を借りて「写真とプロフィール」を完璧に整えることが最重要です。次に婚活方法(相談所かアプリか)を選び、毎月の目標を決めて活動を始めましょう。
Q. 結婚相談所と婚活アプリ、両方をやるべきですか?
A. はい、おすすめです。相談所の「丁寧なサポート」と、アプリの「出会いの多さ」を組み合わせることで、成婚の確率が格段に上がります。
さいごに
50代の婚活は、「今さら」ではなく、「これから」。
あなたに合った出会い方を選び、一歩踏み出したその先に、穏やかで心地よい関係がきっと待っていますよ。






える(婚活アドバイザー・心理カウンセラー)