婚活が疲れる原因は「気の使いすぎ」|リアルな体験談から見る抜け出す5つのコツ

あなたは今、「どっと疲れる」婚活疲れを感じていませんか?婚活アプリでも、パーティーでも、結婚相談所でも。
「相手を気遣いすぎて疲れる」という声は少なくありません。

その原因は、あなたの優しさや誠実さ=「気の使いすぎ」にあるかもしれません。実は婚活疲れを感じる約8割の男女のうち、その本質はコミュニケーションによる消耗にあります。

メッセージの返し方、会話の内容、断るタイミング。すべてに気を使ってしまうことで、心が休まる時間がなくなってしまうんです。

この記事は、あなたと同じように「気を使いすぎてしまう男性」の体験談を元に、疲れる原因を解明します。

そして、あなたの優しさを失わずに、もっと楽に、自然体で成婚へ向かうための具体的な5つのコツを解説!
もう無理して頑張る婚活はやめにしませんか?

える
この記事は、「気を使いすぎる人」「優しすぎて空回りする人」の悩みに寄り添う、中高年の婚活サポート専門、婚活アドバイザーの「える」が執筆・監修しています。

える(婚活アドバイザー・心理カウンセラー)

  • 得意分野: 気を使いすぎる人の心理とコミュニケーション、50代・初婚・再婚希望者の結婚相談所選びやマッチング支援
  • 実績: 延べ1,000名以上の婚活サポートに携わる
  • 特徴: ご友人からのご紹介による「完全紹介制」。心理カウンセラー資格を活かし、メンタル面のケアや、一人ひとりの心に寄り添うアドバイスに定評あり
  • 保有資格: 日本能力開発推進協会(JADP)認定 メンタル心理カウンセラー

婚活疲れはなぜ起こる?ーアンケートから見る婚活疲れの理由ー

まずはじめに、あなたが感じている「婚活疲れ」は、約8割の男女が感じていることがわかっています。

結婚相談所サンマリエは、婚活中の男女505名・臨床心理士505名へ、婚活疲れの調査を行いました。

男女ともに「期待した出会いが進展しなかった」「メッセージのやり取りに疲れる」といった項目が上位に挙がっています。

順位 男性の婚活疲れの理由 女性の婚活疲れの理由
1位 期待した出会いが進展しなかったとき(29.0%) メッセージのやり取り(28.7%)
2位 メッセージのやり取り(20.3%) 期待した出会いが進展しなかったとき(27.3%)
3位 断られることでの自信損失(11.1%) 身近な人からのプレッシャー(8.3%)
4位 スケジュールの調整(9.2%) 初対面の時の緊張感(7.9%)
5位 身近な人からのプレッシャー(9.2%) 関係が長く続かない(7.9%)
6位 初対面の時の緊張感(7.9%) 断られることでの自信損失(6.5%)
7位 婚活サイトのプロフィール作成や更新(3.9%) スケジュールの調整(4.6%)

「婚活疲れ」に関する調査詳細
【調査期間】2024年12月11日(水)~2024年12月13日(金)
【調査方法】PRIZMA(https://www.prizma-link.com/press)によるインターネット調査
【調査人数】1,010人(①婚活中の男女:505名、②臨床心理士:505名)
【調査対象】調査回答時に①婚活中、②臨床心理士であると回答したモニター
【調査元】株式会社サンマリエ(https://www.sunmarie.co.jp/)
【モニター提供元】PRIZMAリサーチ

ここから見えるのは、婚活疲れの本質は「報われなさ」と同時に「気を使うこと」にあるということがうかがい知れます。

「報われなさ」に関しては、出会っても断られる、想像と違ったなど、期待が大きいだけにがっかりする気持ちも大きいでしょう。ほんの少しだけ頭の隅に置いておいてくださいね。

実は、中には、理想の条件にこだわりすぎた結果、合う人が見つからず、活動期間が長期化し、疲れが増すというケースもあります。

※結婚相談所だけに限らず、婚活アプリや出会い系アプリでも同じことですよ。

なぜ「気の使いすぎ」が婚活疲れの原因になるのか

「正解を探し続ける会話」になっているから

婚活中、相手へメッセージをする際、多くの人が相手を不快にさせないよう「どんな返信なら好印象かな」「相手を楽しませる言い方は?」と考えながら打ちます。

つまり、ただの会話じゃなくて“採点される会話”になってしまうんですね。

会う前から「好かれよう」「嫌われたくない」と頭がフル回転しているから、1通のメッセージでも大きなエネルギーを使うことになるんです。

「文字だけの関係」で感情が読めないから

婚活のやり取りは、表情も声のトーンも伝わりません。だからこそ、ちょっとした言葉の間や絵文字の有無でも「冷たくなった?」「脈ない?」と過敏に反応してしまいますよね。

これは共感力が高い人・HSP気質の人ほど強く疲れる部分。相手の感情を想像しすぎて、自分の心がすり減っていくんです。

「続ける義務感」が生まれるから

「ここで止めたら悪いかな」「せっかく返してくれたし、話題作らないと」そんな気持ちで“義務的な会話”を続けてしまいます。

でも、本当は「話したい」より「気を遣って返してる」状態。このズレが積み重なると、“婚活=気を使う仕事”みたいになってしまうんです。

生涯のパートナーを探すという目的が、「相手を楽しませなきゃいけない」「いい点数を稼がなきゃいけない」のようにいつの間にかすり替わってしまいます。

婚活疲れを感じやすい男性の特徴

では、どんな男性が「婚活疲れ」を感じやすいのでしょうか。共通しているのは、次のような特徴を持つ人です。

人の気持ちを敏感に察するタイプ

相手の表情や言葉のトーンに強く反応し、「嫌われたくない」「傷つけたくない」と感じやすい傾向があります。

HSP(繊細な気質)に近い人も多く、相手の感情を自分のことのように感じてしまいます。

相手を優先するタイプ

メッセージの内容、話し方、服装──すべてにおいて「失敗しない」ことを意識しすぎるため、相手を優先し、自分の意見や感情を抑え込んでしまう方も多い傾向です。

デートのたびに緊張し、帰る頃にはぐったり。

本来の自分らしさを出せないまま終わってしまうこともあります。

断る・距離を取るのが苦手なタイプ

「せっかく時間を取ってもらったのに」と思い、合わない相手にも我慢して合わせてしまう。結果として、自分の心が疲れ果ててしまうのです。

婚活が疲れるのは「優しい証拠」

婚活疲れを感じやすい男性は、「人に優しくしたい」と気を使う方がもっとも多いと言えるでしょう。

  • 相手を不快にさせないように、話題を選びすぎる
  • 返信が遅いと「嫌われたかも」と不安になる
  • 断ることに罪悪感を感じ、無理して会い続けてしまう

これらはすべて「優しさ」から生まれる行動です。

けれど、相手の気持ちを最優先し続けると、自分の感情を押し殺すことになり、心が摩耗し、当然、自分のエネルギーは枯れてしまいますよね。

あなたが疲れてしまうのは、「他人を思いやる力が強すぎる」からこそ。自分の気持ちを置き去りにしてしまっているのです。

女性が感じた“繊細な優しさ”が裏目に出る瞬間

「優しい」「気が利く」と言われてきた男性ほど、恋愛の場では思わぬ誤解を受けやすいものです。

それは、あなたの優しさが“過剰な気遣い”として伝わってしまう瞬間があるからです。

以下は、女性が「少し重い」「距離を感じる」と感じてしまう具体的なケース。実際に婚活中の女性からの声です。

返信が遅れた理由を事細かく説明する

マッチングした40代後半の男性と、3度目のデートの約束のとき、日程を変更してほしいと連絡があったんです。

「どうしても外せない用事が入ってしまった」とだけ言ってくれればいいのに、一から十まで説明してくれました。

会社でこんなプロジェクトをしていて、チームのうちの1人が役割をこなせなくて時間かかってたんだけど、「遅延している」と進捗共有があったのが3日前で、昨日はこんな風に打ち合わせをして…計画の立案をしたのは私だから関係者管理やタスクの見直しをこんな風にする必要があって、そのためには〇日かかる見込みだから、約束の時間には間に合いそうになくて…

言っていることも理解できないし、なぜそこまでの詳細を言ってくるのか…逆に言い訳がましく感じてしまいました。

まるで悪いことをしているように謝ってくるし、正直「面倒くさい人だな」と感じてしまいました。

30代後半女性

真面目すぎて「距離が縮まらない」

これは、一例ではなく多くの女性の意見ですが、メッセージやデート後に、言葉が丁寧すぎる男性も少なくありません。

「本日は貴重なお時間をいただきありがとうございました」こんな風なメッセージを毎回送って下さるけれど、まるでビジネスメールのような文面で、パートナー探しとは思えない雰囲気です。

言葉は違えど、こんな風におっしゃる女性が、これまでたくさんいらっしゃいました。

砕けすぎるメッセージもよろしくありませんが、「今日は楽しかったです。お店、また行ってみたいですね!」このくらいラフな言葉の方が、“人としての温かみ”が伝わります。

える
真面目さは信頼につながりますが、恋愛の入り口では「誠実さ」よりも「心の距離の近さ」が大切。
丁寧な言葉の裏にある温かさが伝わることで、はじめて“安心できる関係”が生まれるのです。

気を使いすぎて婚活に疲れた私の体験談

和歌山県在住の会社員Aさん(53歳)は、結婚相談所で婚活を始めて半年。

婚活をはじめたきっかけは、職場の同僚の再婚だ。「自分ももう一度、誰かとちゃんと向き合って生きたい」

そう思って入会したものの、数か月も経たないうちに「疲れた」と感じるようになったといいます。

「この一文、どう思われるやろう」

マッチング後、女性とのメッセージのやり取りが始まり、Aさんは毎回、たった一通の返信に30分~1時間以上もかけていたのだそう。

「“今日はお仕事お疲れさまでした”って入れると堅いかなとか、“よかったら週末に”って言ったら軽く思われるかなとか、そんなことばかり考えて、送信ボタンが押せなくなるんです。」

気を使うタイプのAさんにとって、文字だけで人と関係を築くのは、想像以上に神経を使う作業だったようです。

「既読がつかない」だけで、1日中気分が沈む

ある女性とは、やり取りが1週間続いたけれど、突然返信が途絶えたと言います。

「昨日までは普通に話してたのに、急に既読がつかないんです。自分が何か気に障ることを言ったのかなと思って…。何度もメッセージを読み返してるのですが思い当たらないんです。仕事中もそのことが頭から離れなくて」

そう話す佐藤さんの目には、明らかに疲労の色がにじんでいました。

婚活が、楽しく話せる心を開ける“パートナー探し”ではなく、「失敗しないこと」が目的の“気を張る仕事”になっていたんです。

「気を遣うより、まずは自分の気持ちを考えてみて」

ある日、私はAさんにこう伝えました。「相手の気持ちを考え気を遣いすぎるより、まずは自分の気持ちを考えてくださいね。“本音を少し出す”ことを意識してみてはどうでしょうか?」と。

そこから、Aさんは変わり始めました。“完璧な正解”ではなく、“自分の気持ち”を意識して書くようにしたと言います。

正解より“自分らしさ”を

「たとえば、“この映画すごく泣けました”とか“最近コーヒーにハマってて”とか。相手がどう思うかより、自分のことをちゃんと伝える。そして、同時にどう思うか聞いてみる。そしたら、なんとなく好意的な返信が多くなってきたような気がします!」と。

その後、自然体で会話できる女性と出会い、現在は成婚に向けて交際中。

「気を遣って正解の返事を探すより、“自分らしい言葉”の方が、相手の心には届くんだと気づきました。」「気を使う婚活は、本当にやめてよかったです。」とおっしゃっていました。

える
Aさんのように「気を使いすぎて疲れてしまう」男性は多いものです。
でもそれは、相手を大切にしようとする誠実さと優しさの裏返し

ほんの少し勇気を出して「自分の言葉」を使えば、
その優しさは“安心を与える魅力”に変わっていきます。

気を使いすぎず婚活を続ける5つのコツ

える
これはHSP特性を踏まえた対策でもありますよ。

【1】自分の気持ちを優先し、気楽に接する

婚活では、相手に合わせすぎると本来の自分が見えなくなってしまいます。

「好かれよう」「嫌われたくない」という意識をいったん手放して、「自分はどう感じているか」を軸に行動してみましょう。

  • 相手を優先しすぎず、自分の心地よさを大切にする
  • 相手の反応より、自分がどう思うかを基準に話す
  • 意見が違っても我慢せず、素直に伝える

自分の気持ちを優先できる人は、相手にも安心感を与えます。“気を使う婚活”ではなく、“心を通わせる婚活”に切り替えることが大切です。

【2】穏やかなコミュニケーションが取れる女性を探す

気を使いすぎる人は外部の刺激に敏感なため、感情的な波が少ない、穏やかにコミュニケーションができる相手が理想的です。

メッセージのペースがゆっくり・感情の起伏が少ない・あなたのペースに合わせてくれる女性を選びましょう。

感情的になったり、急に怒ったりする人だと、あなたは常に相手の機嫌を察知しようとして疲弊します。穏やかで冷静な対応ができる人を選びましょう。

そんな女性なら、無理に話題を作ろうとしなくても、より安心できますよね。

婚活で最も大切なのは、「一緒にいて疲れない」という感覚です。沈黙を怖がらず、自然体で過ごせる相手を選ぶといいですよ。

える
あなたもお相手の女性も、結婚相手を探しているのですから、最終的に到達するのは「無言でいられる関係性」ですよね。成婚に過剰な気遣いは必要ないんですよ。

ヤバいといわれる女性もいるので、注意しましょう。
【体験談】実際に結婚相談所にいたヤバい女性17選。ろくな女性しかいないって本当?

【3】気遣いのエネルギーを「自分磨き」に変える

あなたの“気遣い力”は、本来とても素晴らしい才能です。でも、それを相手への配慮だけに使うのはもったいない。

少しだけそのエネルギーを、自分の魅力を高める方向に向けてみましょう。身だしなみを整える、表情をやわらかくする、姿勢を意識する。

こうした“印象の磨き”は、相手に安心感と魅力を同時に与える最強の気遣いです。

なぜなら、婚活では「優しい人」よりも、“一緒にいて心地よく、魅力を感じる人”に人は惹かれるからですよ。。

える
また、第一印象に「見た目」はとても重要です。特に年代が上がるとともに、婚活も難しくなるのは事実です。

内面と外面の両方を磨き、プロフィールを見てたくさんの女性からの申し込みがもらえるようにしましょう。

【4】「断られる=失敗」と思わない/ 断ることを恐れない

婚活での「お断り」は、断られるのも断るのも単なる相性のすれ違いです。

気を使いすぎる人ほど、自分を責めたり反省したりしがちですが、相手が合わなかっただけ。むしろ、「合わない」と早めに気づけたのは前進です。

また、「またダメだった」と落ち込むのではなく、「こういうタイプの女性もいるんだ」と知ることで、あなたの人を見る目やコミュニケーション力は確実に磨かれます。

いろんな女性と関わる経験は、“恋愛のスキルアップ”そのもの。

失敗ではなく、自分の感性を育てるプロセスとして受け止めてくださいね。

断る場合も、カウンセラーがうまく伝えてくれるので気兼ねなく意見を言いましょう。

える
そして、「次はどんな女性に出会えるんだろう?」と、少しワクワクした気持ちで前を向いていきましょう。

【5】無理な活動を続けず休憩も挟む

気を使いすぎる人は、他者との交流がストレスに感じることも多いですよね。 だからこそ、休息を組み込むことも大切です。

  • お見合いやデートは週1~2回まで
  • 「絶対的な休息日」を作る・プロフィール検索もしない
  • 土日に連続で予定を入れない

など、あなたなりのルールを作って婚活を行ないましょう。

気力が戻らないまま次の出会いに行くと、さらに気を遣ってしまい、せっかくの出会いが台無しになってしまうかもしれませんよね。

強いストレスを感じたら、一定期間休会し、しんどい気もちをリセットするというのも1つの手です。

さいごに

気を使いすぎてしまうと、「相手に好かれるための婚活」になってしまい、本来の目的──“自分に合う人を見つけること”を見失って、疲れるばかりです。

自然体で接することのできる女性との成婚を目指して、自分のペースの婚活をしてくださいね。

ここでは「気を遣ってしまう方」へ向けた「婚活を続けるコツ」を解説しましたが、見た目の理想や条件に固執してしまうことも婚活がうまくいかない原因です。

あなたの性格や価値観を元にした「カウンセラーからの紹介」を活用し、良いお相手を見つけましょう。

気を遣いすぎる方は、カウンセラーのサポートが手厚い結婚相談所がおすすめです。

婚活アプリやパーティーのようにメッセージの即レスや日程調整に気を遣う必要がなく、カウンセラーが間に入ってくれるため、気疲れが大幅に軽減されますよ。

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