人生の後半を一緒に過ごすパートナーが欲しい。そう願って婚活に真剣に取り組んでいるのに、なぜかうまくいかない。いつまで経っても結婚できない…
報われない50代男性は少なくありません。
中高年男性が婚活でうまくいかない原因や成功する方法、今後どうすればスムーズに成婚へと進行することができるのか…。
ここでは、50代男性の婚活がうまくいかない理由と改善法を、心理・行動・出会い方の3方向から解説。実際に成婚した男性3人のリアル体験談も紹介します。

婚活がうまくいかない50代男性の3つの特徴
婚活がうまくいかない男性には、3つの共通点があります。
傷つきたくないという潜在意識がある
どんな性格の男性でも共通する特徴が「傷つきたくない」という心理が原因となり、良い結果が出せない理由になっています。
さまざまな性格があると思いますが、女性からの拒否を恐れる気持ちは誰しもが感じていることですよね。
具体的に言えば以下のようなことが原因となってしまいます。
- 断られるのが怖いから、積極的なアプローチを避ける
- 恥ずかしくて慎重になりすぎる
- 好かれたくて相手を配慮しすぎる
- 自信があるからこそ、より前のめりに突進してしまう
このような「傷つきたくない」という心理が、行動のブレーキになったり、あるいはアクセルを強く踏みすぎて裏目に出てしまい、50代男性の婚活を難しくしている大きな要因となっているんです。
見た目への気遣いが足りない
どんなに内面が素晴らしくても、婚活はまず「会ってみたい」と思ってもらうことから始まります。「見た目への気遣い」は、50代という中高年なら20代30代以上の努力が必要です。
さまざまな長所があると思いますが、女性はまず一段階目に「一緒に歩けるか」という内面よりも、外観で判断していることを忘れてはいけません。
具体的に言えば以下のようなイメージです。
- 髪型がボサボサで清潔感がなく、だらしなく見える
- 眉が整っておらず顔全体が野暮ったく老けて見える
- シミ、シワ、肌のくすみ、目の下のクマなどで老けて見える
- 体型に合わない古いスーツ、似合わない服を着ている
「人は見た目が9割」とも言いますが、結婚相談所やマッチングアプリでは見た目100%と言っても過言ではありません。目に止めてもらう必要があるからです。
仮にプロフィール写真をプロにうまく撮ってもらっても、お見合いした時、写真と実物の印象が大きく異なれば、女性をがっかりさせてしまい、後が続かない…うまくいかない原因になってしまいますね。
まずは“会ってみたい”と思ってもらうための清潔感づくりが、50代では特に重要です。

女性に対する理想にこだわりすぎる
婚活で苦戦する50代男性の3つ目の特徴は、「女性に対する理想にこだわりすぎる」ことです。
さまざまな立場や背景の男性がいると思いますが、自分の現状と相手に求める条件のバランスが取れていないと、婚活は難航してしまいます。
理想の高さを具体的に言えば以下のようなイメージです。
- 自分よりはるかに年下の、20代~30代前半の女性ばかりを希望する
- 外見や容姿、学歴といった特定の条件に固執し、他の魅力を見ようとしない
- 自分の生活レベルや価値観を相手に押し付け、理想の「奥さん像」を求める
- 高望みをしているにもかかわらず、自分のアピールポイントは伝えない
先述した「人は見た目が9割」の法則に男性自身も陥りやすく、プロフィール写真ではつい自分好みの綺麗な人に目を奪われてしまうでしょう。内面は「後付け」という現実を、自ら証明していると言えますね。
ちなみに、少しでも欠点が見えるとすぐに次の相手を探したり、一人の相手と真剣に向き合おうとしない方は、「もっといい人がいるかも症候群」(もっともっと病)と揶揄されたりもします。

婚活がうまくいかない50代男性が前に進むための改善策
婚活がうまくいかない3つの特徴のうち、「傷つきたくない」その心理から生まれる行動パターンに焦点をあて、前に進むための改善策を考えていきましょう。
選ぶ側になるため、女性に選ばれるためには、「気を使いすぎないこと」これが根本的な改善策となります。

なぜなら、たとえ自信がある男性でも、根っこには“相手を思いやる気持ち”があります。ただ少し、その優しさの方向が“自己流リード”になっているだけなんです。
そして、年代を問わずすべての男性に共通するテーマですよ。
あなたはどっちのタイプ?
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優しすぎて気を使いすぎてしまうタイプの克服法
常に相手を優先しすぎて、自分の気持ちを出せないのは、優しさが誤解され、なかなか距離が縮まらない原因になります。
これは、実は相手にも気を使わせているので「女性への配慮」にはなっていないんです。「優しさ」のつもりが、お互いの時間を奪ってしまってることにも繋がっているんですよ。
「相手に気を使う=黙って相手に合わせる」ではなく、「自分の考えを伝えることも思いやり」だと意識してみましょう。
結果、お互いを深く知ることにつながり、本当のあなたの良さのアピールとなります!

以下で詳しく解説しています。
婚活が疲れる原因は「気の使いすぎ」|リアルな体験談から見る抜け出す5つのコツ
引っ張りすぎて自信が裏目に出るタイプの克服法
自分自身の性格を探している中で「自信過剰」というワードが出てくるかもしれませんが、あなたなりの優しさがあるのではないでしょうか。
ただし、話をスムーズに進めようとするあまり、ついリードしすぎてしまう。「こっちがリードしてあげなきゃ」「この出会いで相手を幸せにしてあげられる」そんな風に考えていたとしても、押しすぎは交際を遠ざけてしまいます。
それは実は、“相手のペースを奪う気遣い”になっているんです。
自分の気持ちを前面に出す前に、まずは一歩だけ下がって相手の意見を聞くことを意識してみましょう。

見た目が変われば婚活が変わる!50代が実践すべき「清潔感」3つの行動
婚活で「会ってみたい」と思ってもらうためには、年齢があがるほど「清潔感」が大切です。
- 「顔のフレーム」を整える: 顔立ちに合った短髪に整え、眉間や眉周りのムダ毛やヒゲを処理するだけでも印象は激変します
- 「肌の印象」を磨く:「なんとかは七難隠す」と言われますが、人はお肌で印象が全く異なります。化粧水などで最低限の肌ケアを行うことも女性への配慮です
- 似合う洋服・サイズが合う洋服着る: 年齢に応じたシンプルであか抜けた洋服、体型に合ったサイズ感のジャケットやパンツを選びましょう。洋服1つでぐっと変わります

理想にこだわる姿勢を改善!「価値観の合う女性」と出会うための新基準
ご自身の現状と相手に求める条件のバランスが取るために、まずは、自分にとって「一緒にいて落ち着く女性」がどんな人かを基準としてみましょう。
- 「見た目」より安心感:一緒にいて居心地がいいか
- 趣味や好み・休日の過ごし方:好感が持てるか
- 会話の楽しさ:会話が自然体で楽しめて共感ポイントがあるか
- 価値観が合うか:お金の使い方・食べ物の好みが合うか
そばにいても安心できる、気楽でいられる感覚が大切ですよ。

婚活の方法を見直そう|50代男性に合う出会い方とは
自分の性格に合わない出会い方をしていると、うまくいかないだけでなく、心がすり減ってしまいます。
実は、50代をはじめ中高年男性の婚活は、若い世代の男性と同じようにはいかないのが現実。放置型のマッチングアプリなどは、精神的に負担になることも多々あります。
上記で、2つの男性のタイプ別で「婚活がうまくいく心構え」を解説しましたが、どちらのタイプの男性にもおすすめできるのは、仲人型やサポート型の結婚相談所です。
仲人型やサポート型の結婚相談所では、専任のカウンセラーが間に入ってくれる分、気疲れなく進めることができます。また性格に合わせた推薦紹介で、写真やプロフィールを見るだけでは出会えない女性との出会いにもつながります。
- 性格的に合う相手の推薦紹介
- 婚活全般の進め方
- 写真含めプロフィールの書き方
- 女性に好まれる会話術や戦略
- 相手とのやり取り
- 成婚へ向けた交際方法
- プロポーズのタイミング
- プロポーズ後の進め方
控えめで気を使ってしまう男性も、つい押しすぎてしまって自分の良さを伝えきれない男性も、あなたに合ったアドバイスが個別でもらえるので、結婚へ向けての前向きな努力がしっかり結果につながります
特に「断る」「断られる」を代わりに伝えてくれる仕組みがあるのも、安心できるポイントですよ。
信頼できる結婚相談所での婚活は、もっと自然に楽しく進められます。
【体験談】うまくいかなかった婚活を成功させた方法(50代男性3人の実話)
自己否定のマインドを変えたら成婚できた(49歳・工場勤務・管理職)
Aさんは、30代前半で離婚。5年間の結婚生活でした。
42歳で婚活を始めたものの、婚活アプリではうまくいかず、結婚相談所へ入会。しかし、何度お見合いしても長続きしませんでした。
「自分なんてもう相手にされない」と思い込み、デート中も常に相手の顔色をうかがっていたそうです。
そんなとき、仲人からの一言がきっかけで意識が変わったと言います。
「Aさん、優しいのは素敵ですが、“自分を小さく見せる気遣いや過度な謙虚”は逆効果ですよ。」
ネクタイを褒められても「いや実は僕センスないんですよね。」と言ったり、それは「相手を否定していることにもなる」と教わったんです。
当たり前なことなのに衝撃でした。相手はいいと思って言ってくれてるのに「違う」って言ってるのと同じです。この年になってそれが、わかるなんて。
実は、シャ乱Qが好きなことやサバゲが趣味で昔はよくしていたことを話してみたところ、「私、したことないけど、サバイバルゲームちょっとだけ興味あるんです」と笑顔が返ってきて、驚くほど会話に華が咲いたんです。
ぐっと距離が縮まった瞬間でした。
サバゲとか気持ち悪いとよく言われるので、プロフィールにも書かず隠していました。シャ乱Qなんかちょっと恥ずかしかったので。
自分を否定したり、意見を言わなかったり、変な気遣いをしていたと実感しました。
その後も、ごく自然に会話ができるようになって、3か月後に交際、半年で成婚へ。“自分らしくいられる相手”を探すことが大切だと気づきました。
ちなみに、シャ乱Qのことは、古過ぎるってものすごく爆笑されました。

気遣いと過剰な自信のバランスを整えて無事結婚へ(50歳・メーカー勤務)
これまで結婚経験のなかったBさんは、会話が得意なタイプでした。これまでの人生、2年以上付き合いが続いた試しがなかったということで結婚経験はありませんでした。
婚活を始めてから、初対面の女性とのお見合いで「すごくリードしてくれる方でしたが、私には合わなかった」と断られることが続いたんだそうです。
「ちょっとリードしすぎなところありませんか?」と。相手の女性がどう言っているまではさすがに教えてくれませんでしたが、ニュアンス的な部分を伝えてくれたり。
そこでわかったのが、「相手に話す隙を与えなかったこと」「押し付けすぎだったこと」です。奥手な女性が多く、沈黙になるとすぐに話題を出したり、アドバイスをしてしまっていたのです。
相手にとっては“休む間もない会話”、“私の話の聞き役”になっていたようです。
すると、4か月後に出会った女性から「話してて落ち着く」「自然体でいられる」と言われ、無事成婚にいたりました。
長年わからなかった結婚できない理由、自分の欠点を発見できたような気がします。
以前は“頑張ってリードすること”が正解だと思っていました。でも本当は、“一緒に歩く感覚”こそがリードだったんですね。


当サイトで結婚相談所ランキング第1位に選んでいます。⇒詳しくはフィオーレの全てでご覧ください。
結婚相談所を変えて運命の女性に出会えた(55歳・市役所勤務・技術職)
Eさんは、市役所で技術職として働く公務員。生真面目な性格のせいもあり、恋愛での交際経験はほぼゼロだったのだとか。
男性でも参加できるヨガサークルなどで自然な出会いを期待していたそうですが、なかなか親しくなれる女性とは出会えなかったため、50代におすすめのマッチングアプリで出会いを探し始めたんだそう。
そこでも、結局何の出会いもなく、とある結婚相談所へ入会したと言います。
とても綺麗な30代後半の女性、40代前半の女性…と、申し込みが入りお見合いしてすぐ断られ、続いても5,6回食事に買い物デート…その後は自然にフェードアウト。
なんとなく、こちらの好意だけが空回りしたような違和感が残りました。
友人から「それヤバいぞ。お見合い料を取るためのサクラじゃないのか」と言われ、思い切って大手の“仲人型ムスベル”に切り替えてみたんです。
すると、あれだけ入っていた申し込みが半分以上ほどに減り、友人の言葉は当たっていたのかなと思いました。真相は定かではありませんが…。
担当カウンセラーが本当に親切で、女性慣れしていない野暮ったい私の服装や会話の仕方などをアドバイスしてくださって、見た目が変わると申し込みも増えたので、驚きました。
カウンセラーの紹介で出会った女性は、素朴でありながらも、心をあたたたく包み込んでくれるような方。会員検索では絶対に見つかりませんでした。
私の人に気を使いすぎてしまう性格を理解しての紹介だったと思います。
自分のことを差し置いて、言い方は失礼になりますが、理想の女性と現実とは違う、中身あってこそ見た目も綺麗に見える。そんなことも教わりました。
妻は、本当にいい女だと思います。生涯を共にできるパートナーが見つかってこれ以上にない幸せを感じています。

【体験談】実際に結婚相談所にいたヤバい女性17選。ろくな女性しかいないって本当?
さいごに
50代の婚活は、「性格」と「出会い方」の相性で結果が大きく変わります。
自分を小さく見せる気遣いは卒業して、等身大の言葉で向き合うこと。
そして、清潔感・会話バランス・環境(仲人型の伴走)を整えること。
これを押さえれば、婚活はもっと楽に、前へ進みます。
次の一歩は、あなたに合う“安心できる出会い方”を選ぶことから始めましょう。









える(婚活アドバイザー・心理カウンセラー)